日経ビジネスオンライン「トヨタが頼った謎のAI半導体メーカー」 [IT]
スポンサードリンク
詳報:トヨタが頼った謎のAI半導体メーカー:日経ビジネスオンライン
こちらの記事の冒頭を読んで、『トヨタ自動車が、AIによる自動運転で提携した謎のAI半導体メーカーとは・・・それは「エヌビディア(NVIDIA)」だった』ということで、ガクッとなったのは事実。
日経がNVIDIAを「謎のAI半導体メーカー」呼ばわりでネット炎上 | まとめまとめ
この記事に関し、あちこちで、「IT系の記事を書く日経BPの記者が、NVIDIAも知らないのか!」ということで、炎上しているしい。
確かに、日経の記者って、技術系の記事となると、ピント外れの記事を書くことも多くて、笑っちゃうことも多いのだが、この記事の中身自体については、「クソ記事」とまでは言えないと思う。
謎の半導体メーカー感を演出するためか、「半導体世界シェア10位以下」「ゲーム用半導体というニッチ産業のプレーヤー」「AI用半導体メーカーとしての実力はいまだベールに包まれている」など、不要にNVIDIA社を貶める表現で煽っているのは頂けないが、何せ、「日経ビジネス」は、ITリテラシがさほど高くない中高年読者が多いビジネス専門誌だ。
実際、IT系企業の会社員でもなければ、NVIDIAなんて会社、「聞いたことがない」どころか「読み方も分からない」というのが一般的だろう。
そして、実際の記事を読んでみれば、記事自体は、文系の読者にも理解できるよう「自動運転技術」の動向を、なるべく専門用語を使わず、分かりやすく伝えており、十分にその狙いは達成していると思う。
これはこれで、価値がある記事じゃないだろうか。
そもそも、大抵の一般人は、自分が直接買ったり利用したりする、BtoCのコンシューマビジネスの企業しか、知らないものだ。
NVIDIA社が、たとえNintendo SwitchにSoCチップが搭載されていようと、GPUが世界中のスーパーコンピュータに搭載されていようと、一般の人が知る訳もない。基本BtoBの会社なのだから。
こう書くと、「お前は、NVIDIA社のビデオボードが消費者向けに売られているのを知らないのか?」と突っ込まれそうだが、そんなものを買ってきてPCに挿して使う消費者なんて、完全にニッチな存在だから。
今や、パソコンに入っているビデオボードなんて、一部のゲームマニアでもなければ気にも留めない。
大抵の消費者は、自分が使うパソコンのメーカーは意識することはあっても、パソコンの中に入っているビデオボードのメーカーを意識することはないのだ。
なので、批判する方も、たまたま自分がよく知っている分野の会社だからと言って、得意満面で「なんでこんなことぐらい知らないのか!」と頭に血を昇らせない方がいい。
貴方だって、他の分野の専門家から見たら笑われるような初歩的な記事を、「初めて知った!」と、感心しながら読んでいるかもしれないのだから。
ということで、待望の技術系「クソ記事」が炎上しているのかと思いきや、全然そんな記事ではなかった、というお話でした。
関連記事:
IT:今日のクソ記事:So-netブログ
スポンサードリンク
詳報:トヨタが頼った謎のAI半導体メーカー:日経ビジネスオンライン
こちらの記事の冒頭を読んで、『トヨタ自動車が、AIによる自動運転で提携した謎のAI半導体メーカーとは・・・それは「エヌビディア(NVIDIA)」だった』ということで、ガクッとなったのは事実。
日経がNVIDIAを「謎のAI半導体メーカー」呼ばわりでネット炎上 | まとめまとめ
この記事に関し、あちこちで、「IT系の記事を書く日経BPの記者が、NVIDIAも知らないのか!」ということで、炎上しているしい。
確かに、日経の記者って、技術系の記事となると、ピント外れの記事を書くことも多くて、笑っちゃうことも多いのだが、この記事の中身自体については、「クソ記事」とまでは言えないと思う。
謎の半導体メーカー感を演出するためか、「半導体世界シェア10位以下」「ゲーム用半導体というニッチ産業のプレーヤー」「AI用半導体メーカーとしての実力はいまだベールに包まれている」など、不要にNVIDIA社を貶める表現で煽っているのは頂けないが、何せ、「日経ビジネス」は、ITリテラシがさほど高くない中高年読者が多いビジネス専門誌だ。
実際、IT系企業の会社員でもなければ、NVIDIAなんて会社、「聞いたことがない」どころか「読み方も分からない」というのが一般的だろう。
そして、実際の記事を読んでみれば、記事自体は、文系の読者にも理解できるよう「自動運転技術」の動向を、なるべく専門用語を使わず、分かりやすく伝えており、十分にその狙いは達成していると思う。
これはこれで、価値がある記事じゃないだろうか。
そもそも、大抵の一般人は、自分が直接買ったり利用したりする、BtoCのコンシューマビジネスの企業しか、知らないものだ。
NVIDIA社が、たとえNintendo SwitchにSoCチップが搭載されていようと、GPUが世界中のスーパーコンピュータに搭載されていようと、一般の人が知る訳もない。基本BtoBの会社なのだから。
こう書くと、「お前は、NVIDIA社のビデオボードが消費者向けに売られているのを知らないのか?」と突っ込まれそうだが、そんなものを買ってきてPCに挿して使う消費者なんて、完全にニッチな存在だから。
今や、パソコンに入っているビデオボードなんて、一部のゲームマニアでもなければ気にも留めない。
大抵の消費者は、自分が使うパソコンのメーカーは意識することはあっても、パソコンの中に入っているビデオボードのメーカーを意識することはないのだ。
なので、批判する方も、たまたま自分がよく知っている分野の会社だからと言って、得意満面で「なんでこんなことぐらい知らないのか!」と頭に血を昇らせない方がいい。
貴方だって、他の分野の専門家から見たら笑われるような初歩的な記事を、「初めて知った!」と、感心しながら読んでいるかもしれないのだから。
ということで、待望の技術系「クソ記事」が炎上しているのかと思いきや、全然そんな記事ではなかった、というお話でした。
関連記事:
IT:今日のクソ記事:So-netブログ
人工知能ガイドブック 「ビッグデータ+人工知能」次代目前!その可能性と問 (I/... |
スポンサードリンク
コメント 0