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「カラテカ入江・吉本興業から契約解消」報道の不思議 [芸能]

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カラテカ入江 吉本から解雇…前日には高級ホテルで講演会/芸能/デイリースポーツ online

お笑いコンビ・カラテカの入江慎也が、所属するという吉本興業から契約を解消されていたことが話題になった。

大分前だが、2014年12月に、入江が仲介し、多数の芸人が出席した忘年会が、大規模振り込め詐欺グループのものだったことを、2019年5月7日発売の写真週刊誌「フライデー」が報道したのが発端。

発売前に、吉本興業が入江に聞き取りをし、仲介の事実を認めたため、「吉本興業および所属芸人のブランドを著しく傷つけた」として、発売される前に契約解消に至ったという。

吉本興業によると、忘年会への出席は、会社を通さず直接ギャラを受け取る闇営業で、入江は、相手が振り込め詐欺グループだとは知らなかったと説明したが、「うちの会社は、絶対に反社会的組織との交流は許さない」と、厳しい処分を科したという。

この時点では、マスメディアは、吉本興業の言い分をそのまま伝え、解雇は当然のことというニュースがあふれた。

その忘年会に出席し、芸も披露した宮迫や、レイザーラモンHG、田村亮などは、謝罪はしたものの、ギャラを受け取っていないと主張し、吉本興業の処分も、厳重注意にとどめたことに対して、大きな批判はなかった。

カラテカ入江の吉本“解雇”の衝撃 「得体のしれない宴会に出ることはよくある…」(芸人) (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

風向きが変わったのは、テレビ番組で、加藤浩二をはじめ、吉本興業所属の売れっ子芸人さんたち自身が、次々と、「契約書なんて見たことがない。存在しないのだから、契約解除ということ自体がおかしい」と発言し始めたこと。

本来なら、所属事務所から戒厳令が敷かれそうな案件だが、芸人にとっては、契約書自体が存在しないのに、突然、事務所から勝手な言い分で突然契約違反と言われ、解雇される不安を感じたからこそ、黙っていられなくなったのだと思う。

その意味では、吉本興業が使った「闇営業」という表現も適切とは言えない。吉本興業が、吉本興業を通さない仕事を許さない独占契約を明示的にしているとは言えないからだ。
この状況だと、特に、売れていない芸人からすれば、吉本興業が仕事をくれないのなら、自分で仕事を取ってくるのは何も問題ないだろう。

カラテカ入江の問題は、自分で探してきた仕事に、今の時代必要なコンプライアンスのチェックを行っていなかったことであり、自業自得ではあるのだが、それ以上でもそれ以下でもない。

問題は、その忘年会に、こちらも全くコンプライアンスを気にせず、多数出席した先輩、後輩芸人たちであり、吉本興業は、彼らの対処に困って、「闇営業」という便利な言葉を使い、責任をカラテカ入江一人に押し付けたということにあると思う。

吉本芸人「契約書ない」と反論続出、“闇営業”背景に吉本興業マネジメント体制の古さか - wezzy|ウェジー

この後、徐々に、吉本興業自身が抱える問題について、批判記事も出始めている。

吉本興業 - Wikipedia

吉本興業自体、元々一部上場企業だったのに、コンプライアンスに関する法規制が強化されると、すぐさま2010年には非上場化し、上場に伴う、厳格なコンプライアンス情報の開示問題を回避している。
契約書がない問題、ギャラの搾取問題など、以前から囁かれていることではあるが、現在、企業としてそれらをチェックする必要性も、仕組みもないのだ。

今回の一件も、テレビ局や芸能界に強い力を持つ吉本興業に対し、果たしてマスメディアがどこまで追求し続けられるか、注目だろうな。

まあ、吉本興業のような大手事務所に対しては、からっきし弱腰のゴミメディアの方々に、大きな期待はできないだろうけどね。

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