
誰も情報のソースを確認しないで批判する恐ろしさ [ネットメディア]
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随分前の話題で申し訳ないのだが、どうしても気になったことがあり書き留めておきたい。
前澤友作氏「やれやれ」ひとり親基金売名批判に嘆き - 芸能 : 日刊スポーツ
前澤友作氏 ひとり親応援基金を売名行為呼ばわりされウンザリ | 東スポのニュースに関するニュースを掲載
以前、前澤友作氏が、ひとり親を支援するための基金を作ったところ、それに対し「テレビのニュース番組で、売名行為などと報じていたらしい」ということと、それに対しウンザリであるという感想をツイートした。
これに対し、多数のニュースの発言批判のコメントやリツイートが付き、それを報道するネットニュースも拡散され、話題になったことがある。
この記事の元となった前澤氏のツイートを確認してみると、2020年5月11日の19:20に発信されたこれみたい。
このツイートに対し、多数のリツイートやコメントが付いており、大多数は、前澤友作氏の支援活動を「売名行為」と呼ぶことに対する批判であふれており、
前澤友作氏「ひとり親基金」売名行為と批判に長友、本田が反撃「売名でいいやん」(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース
有名人まで、多数参戦する事態となった、というのが、ネットニュースで報じられた表面的な内容だ。
私自身も、前澤友作氏が行っているこの事業に対し、何も批判されるべき点はないと思っている。
むしろ、お金持ちのいいお金の使い方だな、と思っているぐらいだ。
ただ、謎なのが、このリツイートやコメントリンクをいくら探しても、前澤氏のことを「売名行為」「話題作り」と報じたテレビのニュース番組というのが、具体的に何なのか確認できないのだ。
そもそも、前澤氏のツイートをよく読むと、彼自身がそのニュースを見たわけではなく、前澤氏のことを取り上げたニュース番組があったことを人から聞いただけであることが分かる。
コメントを追いかけると、そのソースを気にする人もいたのだが、誰一人としてそのニュースの動画をアップロードする人もいないどころか、番組名さえ教える人が出てこない。
これは、何かメディアで問題発言があれば、真っ先に動画が拡散され、ネットニュースでも取り上げられ、それを見た人が炎上させる今の時代としては、逆に異常である。
不思議に思い、このツイートの前にあったニュース番組関係のツイートをさらってみたところ、ようやく
Live News it! - フジテレビ
直前の、5月11日 18時ごろのフジテレビのニュースというから、おそらく「Live News it!」だろう。これにおいて、
という会話があったことが分かった。
確かに、「売名行為だとか、話題作りだとか、書き込みあるようですが?」というキーワードが発せられていたり、評論家のような人が、コメントをしており、前澤氏の言及したツイート内容に近い。
しかし、しっかり発言内容を読めば、キャスターが前澤氏のことを売名行為と批判したわけではなく、「SNSで親応援基金を、売名行為だとか、話題作りだとか、書き込みあるようですが?」と、評論家に尋ねただけであり、それに対して評論家は「自粛期間が長いので、ストレスがたまっている人が多いのでは??著名人がストレスのはけぐちになる事が多いです。」と、SNSで批判が起こる原因を論評しただけの会話でしかない。
おそらく、そのニュースのことを、誰からか伝聞で聞いた前澤氏が、「どこかのテレビのニュース番組で、今回のひとり親応援基金を、売名行為だとか、話題作りだとか、報じてたみたいですけど、見た人います?」と疑問形で書いたのだろう。
ところが、この問いに対し、誰一人、その疑問に答える人はおらず、一方で、ニュースのソースを確認することもなく、怒涛のようなニュース番組批判コメントが付いてしまい、たまに、情報ソースを気にするコメントがあってもだれも気にせず、コメントの中に埋もれてしまったというのが、実際に起きたことみたい。
前澤氏自身は、ニュースの中身を確認するツイートをしただけであり、彼に悪意はなかったのだろう。
もっとも、高いITリテラシを持つ前澤氏なら、伝聞のあいまいな情報をもって情報発信することの危険性については、重々承知のはずで、その一点については批判されるべきだろう(前澤氏のことだから敢えてやった可能性もあるが)。
さらに恐ろしいのは、前澤氏の伝聞を確認するツイートに対し、誰一人そのニュースソースを確認することなく、ありもしないニュース番組の発言に対し有名人を含む多数の人が批判し、さらには、その炎上の模様を、ネットニュースメディアが、何のソースも確認することなくニュースとして報じたことだ。
前澤氏の意図的なものではなかったにしろ、国民全体が「ニュース番組が前澤氏のことを売名行為だと批判した」というフェイクニュースに取りつかれ、許せないと批判を続けたこの状況、今でも薄気味悪くて仕方ない。
関連記事:
新型コロナウイルス絡みのネットリンチ:今日のクソ記事:So-netブログ
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随分前の話題で申し訳ないのだが、どうしても気になったことがあり書き留めておきたい。
前澤友作氏「やれやれ」ひとり親基金売名批判に嘆き - 芸能 : 日刊スポーツ
前澤友作氏 ひとり親応援基金を売名行為呼ばわりされウンザリ | 東スポのニュースに関するニュースを掲載
以前、前澤友作氏が、ひとり親を支援するための基金を作ったところ、それに対し「テレビのニュース番組で、売名行為などと報じていたらしい」ということと、それに対しウンザリであるという感想をツイートした。
これに対し、多数のニュースの発言批判のコメントやリツイートが付き、それを報道するネットニュースも拡散され、話題になったことがある。
この記事の元となった前澤氏のツイートを確認してみると、2020年5月11日の19:20に発信されたこれみたい。
(20) 前澤 友作【フォロワー700万人超えたらお金配りします】さんはTwitterを使っています
「どこかのテレビのニュース番組で、今回のひとり親応援基金を、売名行為だとか、話題作りだとか、報じてたみたいですけど、見た人います?いい加減そんなこと言ってくる人もうほとんどいないんたけどなー。あと評論家みたいな人がおかしなコメントしてたってのも聞きました。やれやれ??」
このツイートに対し、多数のリツイートやコメントが付いており、大多数は、前澤友作氏の支援活動を「売名行為」と呼ぶことに対する批判であふれており、
前澤友作氏「ひとり親基金」売名行為と批判に長友、本田が反撃「売名でいいやん」(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース
有名人まで、多数参戦する事態となった、というのが、ネットニュースで報じられた表面的な内容だ。
私自身も、前澤友作氏が行っているこの事業に対し、何も批判されるべき点はないと思っている。
むしろ、お金持ちのいいお金の使い方だな、と思っているぐらいだ。
ただ、謎なのが、このリツイートやコメントリンクをいくら探しても、前澤氏のことを「売名行為」「話題作り」と報じたテレビのニュース番組というのが、具体的に何なのか確認できないのだ。
そもそも、前澤氏のツイートをよく読むと、彼自身がそのニュースを見たわけではなく、前澤氏のことを取り上げたニュース番組があったことを人から聞いただけであることが分かる。
コメントを追いかけると、そのソースを気にする人もいたのだが、誰一人としてそのニュースの動画をアップロードする人もいないどころか、番組名さえ教える人が出てこない。
これは、何かメディアで問題発言があれば、真っ先に動画が拡散され、ネットニュースでも取り上げられ、それを見た人が炎上させる今の時代としては、逆に異常である。
不思議に思い、このツイートの前にあったニュース番組関係のツイートをさらってみたところ、ようやく
Live News it! - フジテレビ
直前の、5月11日 18時ごろのフジテレビのニュースというから、おそらく「Live News it!」だろう。これにおいて、
テロップ「ナレーション付きで...」
SNSで親応援基金を、売名行為だとか、話題作りだとか、書き込みあるようですが?
↓
評論家?行動心理学者?
コメント
自粛期間が長いので、ストレスがたまっている人が多いのでは??著名人がストレスのはけぐちになる事が多いです。
という会話があったことが分かった。
確かに、「売名行為だとか、話題作りだとか、書き込みあるようですが?」というキーワードが発せられていたり、評論家のような人が、コメントをしており、前澤氏の言及したツイート内容に近い。
しかし、しっかり発言内容を読めば、キャスターが前澤氏のことを売名行為と批判したわけではなく、「SNSで親応援基金を、売名行為だとか、話題作りだとか、書き込みあるようですが?」と、評論家に尋ねただけであり、それに対して評論家は「自粛期間が長いので、ストレスがたまっている人が多いのでは??著名人がストレスのはけぐちになる事が多いです。」と、SNSで批判が起こる原因を論評しただけの会話でしかない。
おそらく、そのニュースのことを、誰からか伝聞で聞いた前澤氏が、「どこかのテレビのニュース番組で、今回のひとり親応援基金を、売名行為だとか、話題作りだとか、報じてたみたいですけど、見た人います?」と疑問形で書いたのだろう。
ところが、この問いに対し、誰一人、その疑問に答える人はおらず、一方で、ニュースのソースを確認することもなく、怒涛のようなニュース番組批判コメントが付いてしまい、たまに、情報ソースを気にするコメントがあってもだれも気にせず、コメントの中に埋もれてしまったというのが、実際に起きたことみたい。
前澤氏自身は、ニュースの中身を確認するツイートをしただけであり、彼に悪意はなかったのだろう。
もっとも、高いITリテラシを持つ前澤氏なら、伝聞のあいまいな情報をもって情報発信することの危険性については、重々承知のはずで、その一点については批判されるべきだろう(前澤氏のことだから敢えてやった可能性もあるが)。
さらに恐ろしいのは、前澤氏の伝聞を確認するツイートに対し、誰一人そのニュースソースを確認することなく、ありもしないニュース番組の発言に対し有名人を含む多数の人が批判し、さらには、その炎上の模様を、ネットニュースメディアが、何のソースも確認することなくニュースとして報じたことだ。
前澤氏の意図的なものではなかったにしろ、国民全体が「ニュース番組が前澤氏のことを売名行為だと批判した」というフェイクニュースに取りつかれ、許せないと批判を続けたこの状況、今でも薄気味悪くて仕方ない。
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