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フラッシュの嵐は本当に必要なのか? [報道]

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最近、テレビの報道番組などを見ていて疑問に思えてきているのが、昔からあるが、記者会見などで、カメラマンたちが浴びせるフラッシュの嵐だ。

喜ばしい結婚発表にしろ、不祥事の謝罪会見にしろ、芸能人が入場してから、退場するまで、ひたすらシャッターを切り続けるため、常に画面がフラッシュでチカチカしている状態となることも少なくない。

最近は、こうしたチカチカした画面で、光過敏性発作を起こす方がいるということで、テレビ画面に注意喚起のメッセージが表示されるのが通例となっている。

撮影される側の人間にとっても、この光は目に悪いことはよく知られている。

さらに、謝罪会見などでは、フラッシュの洪水で一時的に目が見えなくなるから、それを避ける表情をすれば、メディアの格好の餌食になってしまう。

大昔のフィルムカメラの時代であれば、フィルムの感度も低く、遠距離から綺麗に撮影したければ、高輝度のフラッシュは必要だったのだろう。

しかし、今の、高感度で画質補正も容易なデジカメの時代に、本当に、フラッシュを焚くことが必要なのであろうか?

カメラマンは、ベストのショットを撮りたいから、というが、実際に、こうした報道で使われる写真を見ても、フラッシュが多重に焚かれて、白けていたり、影ができていたりして、いわゆる綺麗な写真であるとは限らない。

それをライブ感というカメラマンもいるかもしれないが、だったら、フラッシュとは関係のない話。
カメラマンとしての腕がないのを、フラッシュの嵐という偶然に頼っているだけのことだ。

カメラマンとしては、撮影した方向を明るく照らしたいというニーズがあるのは分かるが、だったら、芸能人の席の前に、ライトとレフ板を置いて全体的に明るくすればいいだけのこと。

遠距離から、強いフラッシュを焚く必要なんてないはずだ。

もう一つ言うなら、高輝度のフラッシュは、かなりの大電力を消費する。マスメディアとして、必要ないものであればやめて、エコに貢献してはいかがかと思うな。

もちろん、全カメラマンが一斉にフラッシュをやめないと意味はない。
一度、記者クラブで、フラッシュを禁止して記者会見を運営してみて、本当に支障があるか検証してみてはどうだろう?

それで、本当にフラッシュなしで、最新のデジタル一眼でいい写真が取れないのか、試してもらいたい。

フラッシュなしでも、ちょっと補正するぐらいで問題ない写真が撮れることのなら、エコだし、目にも悪いし、テレビを見る人にも悪影響がある人もいるのだから、「もうフラッシュを焚くのはやめたら?」と思う。

私自身、とある偶然で、被写体を撮影する報道カメラマンに遭遇したことがあるのだが、通りかかった人にも、イラついた言葉で「邪魔だからどけ!」と、傍若無人の振る舞いをして、非常に印象が悪かった。

知らんがな。

「俺様は社会に役立つ仕事をしているんだから」という、思い上がったプライドがあるんでしょうね。

変なプライドが強いから、技術も製品もガラッと変わっているのに、本当に必要なものかも判断せず、自分たちのやり方を変えられないんだろうな、と思う。

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