
フラッシュの嵐は本当に必要なのか? [報道]
最近、テレビの報道番組などを見ていて疑問に思えてきているのが、昔からあるが、記者会見などで、カメラマンたちが浴びせるフラッシュの嵐だ。
喜ばしい結婚発表にしろ、不祥事の謝罪会見にしろ、芸能人が入場してから、退場するまで、ひたすらシャッターを切り続けるため、常に画面がフラッシュでチカチカしている状態となることも少なくない。
最近は、こうしたチカチカした画面で、光過敏性発作を起こす方がいるということで、テレビ画面に注意喚起のメッセージが表示されるのが通例となっている。
撮影される側の人間にとっても、この光は目に悪いことはよく知られている。
さらに、謝罪会見などでは、フラッシュの洪水で一時的に目が見えなくなるから、それを避ける表情をすれば、メディアの格好の餌食になってしまう。
新型コロナ拡大中の家族連れ観光客へのインタビュー映像 [報道]
有吉弘行 コロナ拡大中の家族連れ観光客インタビュー映像に「マジでクソみたいな家族に映される」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
7月26日のラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」を聴いていたら、有吉さんが、最近のあるニュース報道に対し、珍しくストレートに怒っていた。
それは、最近の新型コロナウィルス流行再燃に関する報道で、観光に来た家族連れにマイク向けては、「どうですか?」などと質問を投げかけるインタビューが、繰り返し流されることに対してだ。
「インタビューを流した後に、『感染者は300人以上超えてます』って、ヒドいじゃない。そんなやり方すんなよ!」と。
なぜなら、「本当にちゃんと気を付けてる家族でも、ああいう形でインタビューを流されると、印象操作で“マジで、このコロナ禍で出てきたクソバカ野郎”みたいな映し方になる」からだという。
「だから、たとえNHKであっても絶対インタビューは受けないほうがいい」という。
見当外れの池上彰「パクリ疑惑」 [報道]
常習化していた池上彰の「他人の見解盗作」疑惑とマスコミが垂れ流すデマ | 私的憂国の書
池上彰さんのパクリ疑惑に同業者から#MeToo告発が相次ぐ…旧メディアが生んだ”知の伝達者”の正体 | ORICON NEWS
最近まで知らなかったが、池上彰氏が、「パクリ疑惑」で批判を浴びているらしい。
どんな問題があるのか、批判記事をいくつか読んでみたのだが、頭がクラクラしてきた。
異例づくしの大ヒット映画「カメラを止めるな!」に盗作疑惑:今日のクソ記事:So-netブログ
少し前に、映画「カメラを止めるな!」の盗作疑惑に関し、メディアの著作権に関するデタラメな知識について問題提起したが、ここでも、著作権に関するデタラメな主張が氾濫していて、頭がおかしくなりそうだ。
記事を読むと問題になっているのは、池上氏が出演する番組での取材姿勢のようで、
池上さんの番組の取材に疑念を呈したのはジャーナリストで徳島文理大学教授の八幡和郎氏。八幡氏はFacebookの9月9日の投稿で「さんざん時間を取らされたあと、『池上の番組の方針で、番組では八幡さんの意見ではなく池上の意見として紹介しますがご了解いただけるでしょうか』といわれた」と告発したのだ。
Facebookでは宮下研一氏(株式会社イグジット、ウェルリンク株式会社の代表取締役)が「全く同様の経験があります」と書き込み。同氏が関係したホームページを紹介するというので懇切丁寧に取材に応じたら、最後になって「池上の方針で池上の意見として」紹介したいと申し出てきたという。
さらにジャーナリストの有本香氏もTwitterで「これは私も経験ある」と言い、「ご自身でロケに行かれたネタ以外は、池上さんの番組はどの局でもだいたい同じ作り方じゃないかしら」と疑念を呈した。
同様に元刑事で作家の坂東忠信氏も取材を受けたことを明かし、「名前は出さない・私が出演するわけでもない・私が話したことを池上さんが話すので局に来て事前チェックしてほしい」と虫の良すぎるテレビの図々しい取材実態を明かし、嘉悦大学教授の高橋洋一氏も「オレも似た経験あるぞ」と同様の手口に同意している。
取材する態度として確かに酷い。誰も明確にしていないが、ここまで文句を言うということは、報酬も払っていないのかもしれない。
ただ、ちょっとズレていると思うのは、「テレビ番組は誰の著作物なのか?」ということだ。
週刊新潮の告発記事「『文春砲』汚れた銃弾」の顛末 [報道]
『週刊文春』に対して『週刊新潮』が「『文春砲』汚れた銃弾」と大告発の波紋(篠田博之) - 個人 - Yahoo!ニュース
出版取り次ぎ大手のトーハンが、「週刊新潮」の中づり広告を、ライバル誌の「週刊文春」を発行する文藝春秋の社員に事前に漏らし、「週刊文春」がそうした情報を元に取材を行い、「週刊新潮」の発売前に、「週刊文春」のWeb版記事として掲載したりしたことを糾弾する記事が「週刊新潮」に掲載された。
この記事自体は、決してクソ記事などではなく、なかなか緻密な理詰な記事で面白い。
まず、「週刊新潮」のスクープ記事と同時に発売された「週刊文春」に「週刊新潮」の記事を知っていたかのような追加取材記事が載ったり、「週刊新潮」の掲載予定のスクープ記事が、一足先にWeb版「週刊文春」に出し抜かれたり、という状況が続いたことで、どこかで情報が漏れているのではないか?と疑い始めたのが、3年前だそうだ。
そこから、どこから漏れたのかを探るために、広告の媒体ごとに、微妙に記載内容を変えてみて、どの媒体の情報が漏れたかを特定してゆき、木曜発売の両誌の校了日である火曜日午後に、作成したばかりの車内吊り広告を、取次のトーハン経由で文藝春秋の社員が入手してコピー、社に持ち帰っていたことをつきとめ、その尾行による隠し撮り写真をグラビアに詳細に掲載したのだ。
トーハン自身もは、事実関係を認め、「中づり広告には秘密保持の規定がなく、販促物という認識だったが、他社に関する情報なので配慮するべきだった。違法性や今後の対応については新潮社などと協議していきたい」とコメントしている。
言い逃れができない緻密な取材方法で、執念を感じるな。
これに対し、文藝春秋広報部は、「情報を不正に入手、あるいは不法に入手したこと、それによる記事の書き換え、盗用などの事実は一切ありません」とコメントを出したのだが、
【速報】週刊文春、週刊新潮の告発に真っ向から反論「そうした事実は断じてありません」 仁義なき抗争へ突入か? | ロケットニュース24
私基準では、これが一番のクソ記事。
文春は「真っ向から反論」などしていない。報道するなら、文章はちゃんと読みましょう。
この事件を、面白おかしく、週刊文春と週刊新潮のヤクザ闘争になぞらえたかったのだろうが、肝心のところでズレており、読む気を失う。
出版取り次ぎ大手のトーハンが、「週刊新潮」の中づり広告を、ライバル誌の「週刊文春」を発行する文藝春秋の社員に事前に漏らし、「週刊文春」がそうした情報を元に取材を行い、「週刊新潮」の発売前に、「週刊文春」のWeb版記事として掲載したりしたことを糾弾する記事が「週刊新潮」に掲載された。
この記事自体は、決してクソ記事などではなく、なかなか緻密な理詰な記事で面白い。
まず、「週刊新潮」のスクープ記事と同時に発売された「週刊文春」に「週刊新潮」の記事を知っていたかのような追加取材記事が載ったり、「週刊新潮」の掲載予定のスクープ記事が、一足先にWeb版「週刊文春」に出し抜かれたり、という状況が続いたことで、どこかで情報が漏れているのではないか?と疑い始めたのが、3年前だそうだ。
そこから、どこから漏れたのかを探るために、広告の媒体ごとに、微妙に記載内容を変えてみて、どの媒体の情報が漏れたかを特定してゆき、木曜発売の両誌の校了日である火曜日午後に、作成したばかりの車内吊り広告を、取次のトーハン経由で文藝春秋の社員が入手してコピー、社に持ち帰っていたことをつきとめ、その尾行による隠し撮り写真をグラビアに詳細に掲載したのだ。
トーハン自身もは、事実関係を認め、「中づり広告には秘密保持の規定がなく、販促物という認識だったが、他社に関する情報なので配慮するべきだった。違法性や今後の対応については新潮社などと協議していきたい」とコメントしている。
言い逃れができない緻密な取材方法で、執念を感じるな。
これに対し、文藝春秋広報部は、「情報を不正に入手、あるいは不法に入手したこと、それによる記事の書き換え、盗用などの事実は一切ありません」とコメントを出したのだが、
【速報】週刊文春、週刊新潮の告発に真っ向から反論「そうした事実は断じてありません」 仁義なき抗争へ突入か? | ロケットニュース24
私基準では、これが一番のクソ記事。
文春は「真っ向から反論」などしていない。報道するなら、文章はちゃんと読みましょう。
この事件を、面白おかしく、週刊文春と週刊新潮のヤクザ闘争になぞらえたかったのだろうが、肝心のところでズレており、読む気を失う。
「あるある議事堂SP」に出演した記者たち [報道]
あるある議事堂|テレビ朝日
「あるある議事堂」は、2016年4月10日(9日深夜)から、テレビ朝日で放送開始し、毎週日曜2:15~2:45(土曜26:15~26:45)で放送されているバラエティ番組なのだが、この番組で、「あるある議事堂 写真週刊誌の記者SP」「あるある議事堂SP スクープで人生を狂わせられてたまるか!芸能人vs週刊誌の記者」と題して、週刊誌記者と、芸能人が対決する特番を、 2016年11月6日と2017年1月8日の2回、放送した。
あるある議事堂SP - Google 検索
たまたま、その2回とも部的に見ていたのだが、なかなかきわどい話題が続出し、実際、ネットメディアでも大いに話題になったようだ。
話題になった内容は、出演した記者がリークした極秘芸能人情報で、この盛り上がりは、まさにテレビ局の狙い通りなのだろうと思う。
出演する記者の方々は、芸能人から反撃を食らっても、基本的に情報を握られている弱みがあるから、最終的には芸能人が勝ちようがない。
ただ、この番組を見ていて、嬉々として、上から目線で芸能人を攻める記者の方々を見て、胸糞悪い思いをする自分がいる。
不倫はまさに倫理的な問題であり、本人は、迷惑をかけた家族に謝る必要があるのは間違いない。しかし、私は、記者会見で国民の前で謝罪する意味は全くないと思っているが、彼らはそう思っていないようだ。
また、彼らの行動原理を自分から発言していて、報道対象が好きか嫌いか、あるいは、マスメディアに従順か刃向うかで、どこまで責め立てるかを決めていることを明言しており、そこに報道機関としての正義の価値基準があるとは思えない。
だから、途中で番組を見るのは止めてしまったのだが、番組を見ていて心の中に引っかかったことがあり、後から検索してみたのだが、全く情報が出てこなくて、不思議なことがある。
この番組に出演した芸能人の名前は、公式サイトにも掲載されているのだが、なぜか出演した記者の名前が全く掲載されていないのだ。