芸能メディアは、今、一番話題になりメディアが売れる「ゲス不倫」を、必死で探している。

【文春不倫報道】渡辺謙の相手は元ホステス!写真画像はニューヨークで「嫁の南果歩が乳がん療養中に」 | CLIPPY

その最新ニュースとして、今話題なのが、渡辺謙さん。2017年3月30日発売の週刊文春が、彼の不倫をスクープし、それがテレビのワイドショーなどでも広く取り上げられ、話題になっているようだ。

私自身は、以前にも書いたが、不倫は当事者間の問題であり、当事者間で解決すればいいだけのことであり、世間にお詫びする必要なんかないと思っているし、不倫に対し、マスメディアの記者たちが、「世間に謝罪し、しばらく謹慎なければならない」と当然の前提のように考えていること自体が、不思議でならない。

ただ、百歩譲って、マスメディアが、芸能人の不倫を報道すること自体は許されることだとして、今回の文春の記事には、とても違和感を感じる部分があった。

渡辺謙が“田中みな実似”美女と「NY不貞」、次号はさらなる文春砲? | アサ芸プラス

それは、渡辺謙の不倫相手とされる女性についての説明なのだが、「現在36歳で、北新地の高級クラブのNo.1ホステスだったそうで、現在はジュエリーデザイナーをやっている小柄で田中みな実似の美女」だという部分。

芸能人が、顔出し不可の一般の結婚相手を紹介するときに、芸能人に例える「○○さん似の美女」などと紹介するのは、よく使う常套手段ではある。
しかし、こうした不倫相手を例えるのに、芸能人の名前を使うのって、その芸能人にかなり失礼な話じゃないかと思うのだ。

女性には嫌われるブリッコキャラの田中みな実というパブリックイメージを利用して、不倫相手を印象付けたかったのだとしたら、実にいやらしい話。たとえられる側から見れば、とんだとばっちりだ。

週刊文春は、よっぽど田中みな実が嫌いなのか、「コイツならヨゴレだから、こういう例えに使っても大丈夫」といった風に、下に見ているんだろうな。